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食品スーパーの折込チラシとタイアップ、商品認知を促進

食肉の生産及び食肉加工品を製造するサイボク(埼玉県日高市)は、商品ターゲット、購入層に確実にメッセージを届けられることからクイーンズ伊勢丹の折込チラシに掲載して配布。自社広告では注目を集めにくいところ、大手小売とのタイアップによって確実に認知を促進することに成功した。

日本には約4万7千社*の食品メーカーが存在しており、ユニークな商品、高品質な商品を製造している企業が全国に点在している。しかしその大半は会社規模としては決して大きくはなく、優れた商品を消費者に知らせる手段は限られているのが実情だ。

サイボクは自社商品の認知拡大、理解促進を目的に、読売新聞社の協力を得て、クイーンズ伊勢丹の折込チラシに全面広告を掲載するとともに、同じくネット広告としてサイボク商品を訴求した。クイーンズ伊勢丹の広告を習慣的に閲覧する消費者は、サイボクのターゲット層と一致するため、効率良くブランド認知や商品理解を促進できると考えたわけである。

広告投下直後に店頭調査を実施したところ、300人の無作為回答者のうち、サイボクの広告を認知していた人が26.4%で、目論見通り極めて効率よく広告が届いていることがわかった。さらにその広告認知者に信頼感、好感度、興味度、理解度を尋ねたところ、いずれについても8割前後のポジティブ回答を得ることができた。

食品に限らず、大手メーカーであれば新商品等の認知拡大にはTVCMを中心に大型施策を構えるのが一般的で、それを常套手段と考えれば中小メーカーには手が届きにくいところだが、自社の販売エリアと符合するターゲットや地域を絞り込める媒体を活用することで、無駄なく商品認知や理解を促進できることが明らかになった。

*経済産業省「工業統計調査H26年」

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株式会社読売新聞グループ本社社長室 リテールアド・コンソーシアム事務局 orikomi@yomiuri.com